「SOLD EVERYTHING」MV公開
新作アルバム「LIES THEY TELL OUR CHILDREN」をリリースしたAnti-Flagだが、同アルバムに収録されている「SOLD EVERYTHING」のMVが公開された。管理人はだいぶ前からAmazonで予約していたのだが、未発送・配送予定日時未確定のまま放置プレイである…Spotifyで聴けるとはいえ、頼みますよAmazonさん…。
▼Anti-Flag – SOLD EVERYTHING
▼LIES THEY TELL OUR CHILDREN – Spotify
楽曲としては(アルバム1曲目にも関わらず)バラード風のものになっている。そしてMVはアニメ調。具体的に何がどうとは言えないが、政治家や政治政策についての風刺であることは見ていて明白である。メロコアバンドはそもそもそういった政治的なメッセージ性が強いものであるが、最近でも活動しているバンドとしてはAnti-Flagはかなり強めの方だろう。そもそもバンド名のAnti-Flagからして、Flag(アメリカ国旗)に対してのAnti(アンチ)と個人的には解釈している。
ちょっと音について書いておきたい。メロコア系のバンドは大抵あまり録音が良くないし、そのある意味雑な感じがまた味を出しているという部分もあると思う。しかしAnti-Flagの今回のアルバムに関してはかなり音が良くなっていると思う。特にドラムスの音に関してはスネア・バスドラの音が「綺麗」に収録されていると思う。「綺麗」というのは人それぞれ解釈や好みがあると思うが、いわゆるメインストリームの音楽とくらべて遜色ない録音になっていると思う。
繰り返すがこういったバンドの音に関しては良ければ良いとは思わないし、別にこれが正解というわけではない。「Smells Like Teen Spirit」が非常に音の分離がよく綺麗に録音されていたらどうだろうか？あのいい意味での乱雑さ、混沌さがあの曲には欠かせないだろう。
それにしても多分自分はメロコアからは一生離れられないんだろうなと思う。色々な音楽に興味を持ち始めたのがまさにメロコアブームの頃だったからだ。ハイスタ、blink-182、NOFX、LagWagon…etc。10代の一番多感な時期に、文字通り寝食を忘れて聴きまくっていた音楽は一生自分の脳に「良いもの」として刷り込まれているのだろう。メタルやジャズなど、テクニカルな演奏を楽しむ音楽に出会い、ハマってからもそれは変わらなかったしね。良いものは良いのだから、無理やり特定のジャンルをは貶める必要もない。よく特定のバンド・ジャンル戦争などしているのを見ると、君は本当に音楽が好きなのか？と思ってしまう。
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