「Versions Of You」先行リリース&ビジュアライザー公開
ニューアルバム「Blood, Hair, And Eyeballs」のリリースが目前に近づいているAlkaline Trioだが、同アルバムに収録される「Versions Of You」が先行配信リリースされ、同時にビジュアライザーも公開された。
同アルバムからはすでに表題曲「Blood, Hair, And Eyeballs」と「Bad Time」の2曲も先行リリースされている。
▼Alkaline Trio – Versions Of You (Official Visualizer)
▼Versions Of You – Spotify
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乾いたギターと哀愁声と
自分で以前に書いた記事を確認してみると、アルバム「Blood, Hair, And Eyeballs」は12月リリースの予定だったが、1月になっているようだ。見間違えたのか、何らかの事情で変更になったのかはわからないが…。いずれにせよ、ついに今月リリースとなる。
ニューアルバム「Blood, Hair, And Eyeballs」からの先行リリースは今回の「Versions Of You」で3曲目になるわけだが、相変わらずAlkaline Trioらしいいぶし銀というか、彼らだからこそ出来る楽曲という感じだ。乾いたギターから始まる楽曲になっているが、そのギターの音の枯れた感じもカッコいいし、長いキャリアを誇る彼らだから似合うと言えるだろう。全然関係のないバンドだが、人間椅子の無情のスキャットっぽい感じがした。いずにせよ10~20代の元気いっぱいパンクキッズが同じようにやっても全くしっくりこないであろうことは明白だ。
▼NINGEN ISU / Heartless Scat(人間椅子 / 無情のスキャット)
Alkaline Trioが活動を開始したのは1996年のようなので、今年で28年目という計算になる。年齢バレするが、管理人が10歳の時から活動していることになる。それだけでも凄いことだ。このご時世に同じ会社に28年間勤め続けるというこを想像したら…いや、ちょっと違うかもしれない。
あとは”サビっぽくないサビ”というのも特徴的かもしれない。サビ=最高に盛り上がる部分という思い込みがあるが、別にそのようなルールがあるわけではない。ボーカルのMatt Skibaの渋い声も大いに関係していると思うが、サビで上がり切らずにほどほどで下げる感じ、それがまた落ち着いた大人のパンクという感じでカッコいいのだ。
イントロからラストまで頭を振り続けられるような楽曲ももちろん素晴らしいのだが、このような落ち着いた、しっとりパンクもそれはそれで良いものだと思う。
