ボーナストラック+2曲
今年1月に最新アルバム「Blood, Hair, And Eyeballs」をリリースしたAlkaline Trioだが、同アルバムのボーなるトラックとして「The Sacrifice」、「At Sickness」の2曲を配信リリースし、ビジュアライザーも公開された。
▼Alkaline Trio – The Sacrifice (Official Visualizer)
▼Alkaline Trio – At Sickness (Official Visualizer)
▼The Sacrifice / At Sickness – Spotify
原体験からはいつまでも離れられない
記事にするのがだいぶ遅くなってしまったが、アルバム「Blood, Hair, And Eyeballs」から「The Sacrifice」、「At Sickness」の2曲がボーナストラックとして追加リリースされた。「ボーナストラックとしてリリース」という状況がよくわからないのだが、シングルCDがリリースされていた時代であれば、過アップリング曲としてリリースされていたような立ち位置の曲だろう。アルバムの日本盤がリリースされていれば、日本盤ボーナストラックとして収録されていたかもしれない。
2018年にリリースされた「Is This Thing Cursed?」以来、約6年ぶりの新作となる「Blood, Hair, And Eyeballs」だが、何と言うか良い意味で何も変わっていないバンド、楽曲であった。管理人が初めて聴いたのは2001年リリースの「From Here to Infirmary」だったと思うが、当時高校生だった自分の感想と、オッサンになった今聴いた感想は大きく変わらない。そして20年経っても変わらず好きなのも変わらない。
「The Sacrifice」、「At Sickness」2曲ともにいわゆる哀愁メロディーなポップ・パンクである。特に「The Sacrifice」の方がそれは顕著かもしれない。パンクと言うと元気いっぱい、勢い全開なイメージもあるかもしれないが、当時からすでにこういったどこか物悲しいパンクがブームだった。そして3ピースという最小構成であるが故に、音楽のメロディーというのはベースが構成しているのだな、というのがよくわかる。(というのがカッコよくて、管理人も学生時代にベースをやっていた過去がある…。)
Blink-182からトム・デロングが抜けた際に、Matt Skibaがギターボーカルとして活動していたが、トム・デロングの復帰によってそれも終了。再度本格的にAlkaline Trioとして活動することが出来るようになってリリースされたのが「Blood, Hair, And Eyeballs」である。今年でバンド結成から28年にもなるようだが、これからも何も足さない・何も引かない青春ポップ・パンクを届けてほしいと思う。