「When Destinies Align」のライブ映像公開
3/5にライブ映像作品「NO MORE TRAGEDY」をリリースしたLOVEBITESだが、同作品に収録されている「When Destinies Align」のライブ映像が公開された。「NO MORE TRAGEDY」には、昨年9/1に行われた東京ガーデンシアター公演の模様が収められている。
▼ LOVEBITES / When Destinies Align (Live at Tokyo Garden Theater, Sept. 1, 2024)
▼ NO MORE TRAGEDY – Spotify
(個人的には)転換点になったと思っている曲
この記事を見ている人であれば大抵はすでに手元にあると思うのだが、3/5にリリースされた「NO MORE TRAGEDY」から「When Destinies Align」のライブ映像が公開となった。「NO MORE TRAGEDY」の映像公開はリリース前も含めて(たぶん)3曲目になると思う。アーティストがYouTubeを活用するようになって久しいが、ここまで中身を見せてくれるアーティストも他になかなかいない気がするくらいの大盤振る舞いである。
「NO MORE TRAGEDY」に収録されている東京ガーデンシアター公演は、昨年行ったワールドツアー「THE THIN LINE BETWEEN LOVE AND HATE」において唯一の日本公演だった。つまり2024年に生でLOVEBITESを観られる唯一の機会、しかも華のワールドツアーという、なかなかの貴重な機会だったわけだ。それを円盤でリリースしてくれるのだから、ファンの需要をよくわかっているし、買わない理由なんてあろうはずもない。
で、「When Destinies Align」だが、曲について今さら何か書く必要も無いだろう。2020年1月リリースのアルバム「ELECTRIC PENTAGRAM」に収録されている楽曲だ。あれからすでに5年以上が経過していることに今気がついて、驚きを隠せないのだが…。それはそれとして、上のタイトルにも書いたように、個人的には1回目の転換期になった楽曲だと思っている(ちなみに2回目は活動再開とfamiの加入)。管理人が初めてLOVEBITESを知ったのは、YouTubeで最初期の楽曲「Don’t Bite The Dust」がおすすめに出てきた時だった。もちろんその頃から管理人には刺さる楽曲だったし、新曲の情報を追いかけるのに躊躇は無かった。
現在のLOVEBITESの楽曲をジャンル分けするのであれば、パワーメタルということになるだろう。しかし初期の頃にはどこまでメタルに寄って良いのか迷いがあるような気がした。日本でメタルバンドとして売れるためには、メタルファンの分母が少なすぎるというのは素人の管理人でもわかる。その他色々な状況を鑑みて、いわゆるJ-ROCKやJ-METALに分類され得る楽曲も多かったように思う(別にJ-ROCKやJ-METALは「本物では無い」ということではなく、単に分類の話である)。それらを振り払って、完全にパワーメタルバンドとしてのLOVEBITESに舵を切ったのが「When Destinies Align」だと思っている。ここまで、特に楽器隊が好き放題やりまくっている楽曲もなかなか無いだろう(もちろん良い意味で)。ギターソロ部分などは、日本のメタル史に残るレベルだと思っている。
…という勝手な妄想をしている楽曲である。そしてこの決断は見事に成功したと言って良いだろう。ファンは完全に付いてきた、というか新規ファンをさらに増やしたと思うし、こんなガチガチのメタルがこれほどまでに日本のみならず、海外からも注目を集めるなんて、まだまだ音楽の世界も捨てたもんじゃないなと思うよね。