概要
JABBERLOOPが9/9に「NEW」以来、3年ぶりとなるアルバム「CORE」をリリースした。
バンドの音楽性や精神性を示す意味を込め、アルバムに名付けたタイトルは「CORE」
結成から16年間、これまで多くの楽曲を発表し、シーンを走り続けてきたJABBERLOOPが、バンドにとっての”CORE=中核”とは何かを強く表した渾身の1枚。
(JABBERLOOP Official)
▼JABBERLOOP/spice

曲リスト
聴いてみた
JABBERLOOPで最初に買ったアルバムは2013年リリースの「JAZZ目線」だったと思う。きっかけは覚えていないが、当時ポストロックにハマっていた僕がたまたま耳にして、「あ、良いな」と思ったんだと思う。たぶんそれだけのことだ。
それまでいわゆるバンドサウンドばかりを聴いていたが、クラブジャズであるJABBERLOOPをすんなりと聴くことができたのは、ドラム・ベース・(ピアノ)の絡みにグッと来るものがあったからだ。
ポスト・ロックも各パート同士のテクニックのぶつかり合いと混ざり合いが醍醐味だと個人的には思っているので、そういった意味では、僕がその後Jazz方面にものめり込んでいったのもよくわかる。
全然収録曲のレビューになっていないのだが、上に書いたような理由でもちろんfox capture planも好きだ。だが、特に最近のfox capture planの楽曲には物足りなさを感じている。アニメやCMとのタイアップのせいなのか、すごくマイルドで優しいものになっている気がするのだ。
その点JABBERLOOPはまだまだ尖っていると感じる。1曲目からクラブ・ジャズが続いている中で、7.Resitanceではシティポップみたいな曲をぶち込んでくるあたりとかね。
また、トランペットやサックスがいることで、fox capture planで物足りなさを感じる部分を埋めてくれるバンドでもあるのだ。
まあ岸本亮さんはfox capture planもやっているわけだから、こんな風に比べて書くのはちょっと申し訳ないと言うか、気まずいと言うか、微妙な感じなんだけど…。
ここからは雑記なんだけど、クラブ・ジャズっていまいち日本ではメインストリームになれていないような感じがする。
(すでにブームは来ている or 過ぎ去ったのであれば勉強不足で申し訳ない。)
音楽メディアとかでも、バンドにトランペットとかサックスがいると、”スカ”でひとくくりみたいな風潮を感じる。もっと酷いと、ボーカルが無い=インストだったりする。
某有名CDショップでもクラブ・ジャズの棚は1段・30cmくらいしかない。
音楽(演奏)が好きな人なら絶対好きになれると思うんだけどな。
…というわけで「CORE」は間違いなく良盤なので、たくさん買ってクラブ・ジャズを盛り上げていこう。
