「MEDZ」を先行リリース&リリックビデオ公開
6/21にB面曲を集めた新作アルバム(タイトル不明)をリリースするThe Usedだが、同アルバムに収録される「MEDZ」が先行配信リリースされ、リリックビデオも公開された。
十八番の切ない系美メロ
このリリックビデオの概要欄でB面曲を集めた新作アルバムがリリースされることをしったのだが、記事執筆時点ではアマゾンでもタワレコでもそれらしきアルバムの予約は受け付けていない。しかもタイトルも不明ということでわからないことだらけだ。もしかしたら配信のみのリリースという可能性も十分ありうる。
で、今回はその謎のアルバムから「MEDZ」が先行配信リリースされ、リリックビデオも公開された。B面ということはアルバムに収録されておらず、シングル等にに収録されていたりして、もしかしたらライブで披露されている可能性もあるので、未発表曲とはまたちょっと異なる。
一体どの時期のB面曲を集めているのかもわからないのだが、「MEDZ」はスクリーモ要素が全く無いため、比較的近年の曲だと思われる。ミドルテンポなのだが、とにかくメロディーが美しい良曲だ。そのメロディーにバート・マクラッケンのボーカルが乗っかることによる相乗効果というのがThe Usedの真骨頂だろう。とは言ってもバラード風ではなく、演奏はしっかりとハードである。
これだけのクオリティの楽曲がB面=アルバムから漏れたというのが本当に信じられない。まあそのアルバムのコンセプトとか、曲のつながりとか、流れとか、漏れる理由はたくさんあるだろうけれども、これが一軍落ちしてしまうというのがつまりThe Usedの実力を十二分に示していると思う。
あくめでも管理人の感覚ではあるが、The Usedはかつてほどは跳ねないバンドになっている。しかしこの曲のように良曲をたくさん生み出すことが出来るし、曲中で絶叫するスクリーモという、ある意味色物のような味方をされていた頃から十分に楽曲のクオリティは高かった。今回はすでに制作済みのB面ということだが、これからも素晴らしい新作を産み出して行ってほしいと思う。