新曲「LIES」リリース&MV公開
ウクライナ出身のメタルコアバンドSPACE OF VARIATIONSが新曲「LIES」を配信リリースし、MVも公開された。
▼ SPACE OF VARIATIONS – LIES (Official Video) | Napalm Records
▼ LIES – Spotify
エモ的なモダンメタル的な
SPACE OF VARIATIONSが新曲「LIES」を配信リリースし、MVも公開された。上にも書いたようにウクライナ出身で、これまでに「Mind Darknet」、「IAMGO」の2作のスタジオアルバムをリリースしているようだ。今年3月にも「TRIBE」という楽曲をリリースしている。
▼ SPACE OF VARIATIONS – TRIBE (Official Video) | Napalm Records
管理人は今回SPACE OF VARIATIONSというバンドを初めて知り、初めて「LIES」と「TRIBE」の2曲を聴いてみた。まず今回リリースされた「LIES」に関して言えば、所属レーベルに記載されているようなメタルコア感はほとんどなく、エモ的な雰囲気と、強いて言えばモダンメタル的な雰囲気を感じた。ただリフに関してはしっかりヘヴィであるし、デスボイスパートも後半に含まれている。エモ的な物悲しさ、寒々しさを感じてしまうのは、単なる管理人の東欧の国に対するイメージだろうか…。
むしろ3月にリリースされた「TRIBE」の方がよりヘヴィで、リフもメタル感が増しており、かなりわかりやすくメタルコアな楽曲となっていると思う。いずれの楽曲にも共通しているのは、どんなにヘヴィでも途中で一旦とてもクリーンで、空間感のあるパートが挟まれることだ。これに関しては東欧の人たちの持つ世界観なのか、バンド自身の世界観なのかはわからないが、非常に美しいのはたしかだ。北欧のメタルのようにケルト音楽、ケルト文化的な世界観が挟まれているのはわかりやすいのだが…。
ウクライナ出身のバンドということで、今現在のその国の苦境の話はどうしても避けて通れない。本当は”それはそれ、これはこれ”と思いたいのだが、実際にそうは思えていないので嘘を書くのも違うだろう。管理人のような日本人からすれば遠い西の国の話かもしれないが、現在進行系で国、人、生活、土地に対して少なからぬダメージを受け続けていると思う。そういった状況でも音楽という人を楽しませるための文化が絶えること無く活動できているのは素晴らしいことだと思う。非常に月並みで恐縮だが、そんな感想を抱いた。