「RISE【evolution ver.】」音源&映像公開
3月にSAKIが脱退し4人体制となったNEMOPHILAだが、新体制での「RISE【evolution ver.】」音源及び演奏する模様をまとめた映像が公開された。
より個性が目立つようになったと逆に捉えるんだ
SAKIさん脱退の報はただただショックだった。「方向性の違い」というのはよくある話だが、これまでに3枚のアルバムをリリースし、順調に人気バンドとして成長していった中での脱退という形になってしまった。実際に何がどう「違い」になったのかは本人たち以外が知るところでは無いと思うが、一ファンとしてはただただ残念である。
で、今回公開されたのはアルバム「EVOLVE」に収録されている「RISE」の4人verである。まあとりあえず聴いてみてくださいよという感じだが、全くオリジナルと遜色ないものになっている。別に「SAKIさんがいなくても良かったんや!」とか言うつもりは無い。テクニックは当然素晴らしかったし、サウンドの厚み、楽曲構成の幅広さに大きく貢献していたことは紛れもない事実だ。しかし人がいなければいないで、なんとかリカバリーできるのも音楽に限らず世の常だ。いなくなってしまったものはしょうがない。それで何が出来るのかというのを追い求めたのが、今回公開された「RISE【evolution ver.】」だと思う。
マイナスには考えずに、4人になったことを前向きに捉えることにしよう。NEMOPHILAはもともと全メンバーがテクニック面で飛び抜けていることは周知の事実だ。そして4人体制になったことで、より各メンバーの特徴を楽曲の中で捉えやすくなったとも言えるのではないだろうか。動画のコメント欄にもか書かれているが、SAKIさんがいなくなったことでギラーソロパートの不足分はハラグチサンがベースで埋めている。それこそ4人になったから実現したアレンジだろう。
6月には対バンツアーが控えている。今後NEMOPHILAが正規の新メンバーを迎えるのか、ライブやレコーディングの時に限ってサポートメンバーを迎えるのか、このまま4人体制で行くのかはわからない。しかしいずれにせよ彼らのテクニック、センスがあればここで失速して終わりなんていうことには絶対にならないだろう。