「Solidarity」のライブ映像公開
7/11にライブアルバム「Wembley. London. Saturday 17th February 2024」をリリースしたEnter Shikariだが、同アルバムに収録されている「Solidarity」のライブ映像が公開された。「Wembley. London. Saturday 17th February 2024」の内容は名前の通りなのだが、2024/2/17にイギリス ロンドンのウェンブリー・アリーナで行われたライブの音源を収録したもので、A Kiss For The Whole World Tourの一環として行われたものとのことだ。
▼ Enter Shikari – Solidarity (Live At Wembley Arena. 2024)
▼ Wembley. London. Saturday 17th February 2024 – Spotify
▼ Solidarity – Spotify
16年前という衝撃
7/11リリースのライブアルバム「Wembley. London. Saturday 17th February 2024」から「Solidarity」のライブ映像が公開となった。「Solidarity」は2009年リリースの2nd「Common Dreads」に収録されている曲だ。上の見出しにも書いているが、それから16年も経っていることに衝撃を隠し得ない。
当時の管理人はEnter Shikariというバンドをまだ知らず、Amazonでオススメに表示されて何となくポチったのが2nd「Common Dreads」だったか、1st「Take to the Skies」だったか…いずれにせよ、その頃から大好きなバンドの一つなのだが、このブログで取り上げるのはまだ2回目である。なぜかタイミングが合わないと言うか、何と言うか。昨今のBMTHに代表されるようなエレクトロニコアブームで、ようやく時代がEnter Shikariに追いついたか…!という感慨深さもある。
「Solidarity」について語らなければいけないのは、とにかくそのイントロだろう。2025年現在、いやリリース当時の2009年の感覚でも悪く言えば古臭い、コテコテのエレクトロニカというかEDMのフレーズで幕を開ける。ここからヘヴィなリフが入ってくるとは当時の感覚では非常に斬新だったと思う。1st収録の名曲「Sorry You’re Not a Winner」にしてもそうだが、エレクトロニコアの”エレクトロニ”部分については、上に書いたようにかなりコテコテでわかりやすいのが、少なくともこの頃のEnter Shikariの特徴だったと思う。
そしてもちろん彼らの感性が古臭いのではなく、あえて使っているのは間違いないだろう。古いのがむしろ新しいというような感じだと勝手に想像している。そしてそこにヘヴィなバンドサウンドを融合させるのはもはやセンスとしか言いようが無いと思う。近年では曲ではエレクトロニカの比重がだいぶ高くなっている気もするが、かつてのEnter Shikariはまだバンドサウンドの比重が高かった。別にどちらが良い悪いではなく、個人的にはどちらもすきなのだが、評価は分かれるところかもしれない。ゴチャゴチャと書いてきたが、つまり16年前の名曲は今も色褪せないということです。