「Struck Dead」のMV公開
10/31に新作EP「Struck Dead」をリリースしたTriviumだが、同アルバムのタイトル曲となる「Struck Dead」のMVが公開された。全3曲となっている同EPだが、「Bury Me With My Screams」も先行リリースされ、MVも公開されている。
▼ Trivium – Struck Dead (Official Video)
▼ Struck Dead – Spotify
濃密Trivium
10/31リリースの新作EP「Struck Dead」から、そのタイトル曲となる「Struck Dead」のMVが公開となった。2021年10月にアルバム「In The Court Of The Dragon」をリリースして以来の(新曲ではなく)新作リリースとなったわけだが、全3曲というのは正直に言って物足りない。が、曲数が少ない代わりにものすごく濃度が高いという考え方もできる。
今回MVの公開された「Struck Dead」も、5:17とたしかに長めの曲ではあるのだが、曲中での展開の移り変わりが多く、実際にはもっと長い大作のように聴こえた。最初は地味に感じるかもしれない。休符が多めで長さも短いリフがあったかと思うと、すぐにサビである。しかしその2サビの後からがこの曲の本編と考えて良いだろう。そこから始まるのはブラストビートも混ぜたギターソロパートである。Triviumに求めているメタルコアが遅れて始まるのが「Struck Dead」なのだ。
そしてその後にはさらにMatt Heafyによるギターソロパートもある。他にもタッピングを用いたり、とにかく展開の移り変わりが多く、そして繋がりも違和感が無く飽きさせない。素人が聴いてもタイトル曲だけにかなりの力を入れていることが一目瞭然である。まさに持っているものを総動員したような楽曲だ。
演奏についてばかり書いたが、Matt Heafyのボーカルももちろん素晴らしい。サビは基本的にクリーンなのだが、クリーンからデスボイスへの転換、あるいはデスボイスに徐々に切り替える展開などさすがのテクニックである。歌えてギターも弾けるオジサンなのだからカッコいいに決まっている。






