「DOGMA」から表題曲を先行リリース&MV公開
アメリカのメタルコアバンドCrown The Empire。4/28に新作アルバムをリリース予定となっているのだが、同アルバムから表題曲である「DOGMA」が先行配信リリースされ、同時にMVも公開された。
▼Crown The Empire – DOGMA (Official Music Video)
▼DOGMA – Spotify
後半で裏切られる胸熱展開
全部で2:47というコンパクトな楽曲なのだが、前半はまあ…普通というか、バンドサウンドというよりは打ち込みっぽいし…うーん…若手NIN?という感じなのだが、後半で一気に畳み掛けてくる。
特に2:00過ぎからの展開には誰もがニヤッとしてしまうだろう。(ジャンル分けに大した意味は無いと思っている管理人だが)メタルコアとは少し異なり、どちらかというとエモやポストハードコアに近い印象を受けた。(Crown The Empireはあまり詳しくないので、あくまでもこの楽曲に関しては、だが。)
こういった楽曲が好きな人にとって、管理人と同じく前半はうーん…という感じかもしれなが、後半の展開、サウンドは間違いなく刺さるはずだ。
現代的解釈かも
前半は”普通”と書いてしまったのだが、打ち込みを使っていたり、声にずっとエフェクトをかけていたり、今風ということも出来るかもしれない。2000年代のメタルコア、エモ、スクリーモというとイントロから怒涛の展開というのがお決まりだったの思うのだが、気がつけばすでに20年経っているのである。
同じジャンルであっても、そのフォロワーがまた少し違った展開・アレンジをしても全く不思議ではない。むしろそういった時代による変化が音楽の面白さの1つであったりもする。この辺を否定してしまうと音楽を楽しむ幅が狭まってしまってしまうし、いわゆる”老害”と言われてしまうかもしれない。
他にもFrom Ashes To Newはエレクトロニカ的な要素を加えていたりもするし、もはやバンド、エレクトロニカ、その他色々なジャンルを明確に分けることに意味は無いかもしれない。特にバンド音楽というのは他の音楽の色々な要素を取り込んできた歴史がある。ミクスチャーロックでハードロックにヒップホップを取り込んだときにも、賛否両論あったのではないだろうか。
というわけでジャンルという垣根を超えている本作、アルバムを通して聴いてみたいと思った。