コリィ・テイラー、ニューアルバム「CMF2」から「We Are The Rest」のMVを公開

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「We Are The Rest」のMVを公開

9/15に2ndアルバム「CMF2」をリリースしたコリィ・テイラーだが、同アルバムに収録されている「We Are The Rest」のMVが公開された。

▼Corey Taylor – We Are The Rest (Official Video)

▼CMF2 – Spotify

Slipknotとは異なるアメリカン・ハードロックスタイル

9/15にいよいよコリィ・テイラーのソロとしての2作品目、「CMF2」がリリースされた。管理人の手元にもディスク版が届いたのでまずは1週聴いてみたのだが、1作目のCMFTと同様、Slipknotとは雰囲気の全く異なる曲が揃っている（当たり前といえば当たり前なのだが）。もちろんSlipknot的なシャウトも含まれてはいるのだが、あくまでもアクセント的な使い方であって、メインでは無い。曲の雰囲気であれば、古き良きアメリカン・ハードロックという感じだろうか。

管理人個人の考えではあるが、こういった楽曲がコリィの音楽性の原点なのだろう。それをソロ作品として今実現しているというわけだ。もちろんSLipknotとしての活動、楽曲が嫌というわけでは全く無いだろうが、ソロはソロとして自分のやりたいことをやってエンジョイしている感じがする。

今夏のアルバムの中でも「We Are The Rest」は特にライブで盛り上がりそうな曲である。実際、MVも（撮影用だと思うが）ライブの映像を用いている。もうイントロから盛り上げようという意図をひしひしと感じる構成だ。何となくラモーンズとか、その辺の時代のパンク味も感じた。

曲調としてはハードロックでありつつも、メロディーは非常にキャッチーである。中学生の頃にSlipknotの1stを聴いて雷が落ちるような衝撃を受けた管理人としては、20年超の時を経て、コリィがこのような楽曲を世に送り出すとは全く想像していなかったし、恐らく全員そうだろう（だからこそ音楽は面白い）。

断定するのは良くないが、1st, 2nd共にSlipknotファン向けでは無いと思う。どちらかと言うとコリィファン向けだ。コリィのボーカルの素晴らしさは今更説明不要だが、それがSlipknot以外のバンドで、さらに自分の好きなようにやった場合にどうなるのか、それに興味のある人向けだろう。以前の他の記事でも書いた気がするが、管理人は正直1st「CMFT」はあまりピンとこなかった。別に悪いことでは無いのだが、ラッパーなども参加していて、バンド楽曲として聴こうと思うとそれほど…という感じであった。しかし今回の「CMF2」は純粋なロックアルバムになっている。「CMFT」について管理人と同じ感想を持った人がいるかどうかはわからないが、そういった人にも今回の「CMF2」はおすすめである。