新曲「SET IN FLOW」リリース&MV公開
イギリス出身のポストハードコアバンドAS EVERYTHING UNFOLDSが新曲「SET IN FLOW」を配信リリースし、MVも公開された。新曲リリースとしては昨年5月以来、約1年ぶりになると思われる。そして今回の楽曲からレーベルもCentury Media Recordsに移っている。
▼ AS EVERYTHING UNFOLDS – SET IN FLOW (OFFICIAL VIDEO)
▼ SET IN FLOW – Spotify
老舗メタルコアレーベルのポストハードコア
AS EVERYTHING UNFOLDSの新曲「SET IN FLOW」が配信リリースとなった。上にも書いたのだが、今回の楽曲からレーベルがあのCentury Media Recordsになっている。管理人は今までAS EVERYTHING UNFOLDSというバンドを知らなかったのだが、移籍によってYouTubeで知ることができたとも言える。
わざわざこのブログを見に来た人は知っている人も多いかもしれないが、一応自分のためにもバンドの概要を書いておこう。イギリス バッキンガムシャー州ハイウィコム出身の4人組バンドで、活動開始は2013年。2021年に「Within Each Lies the Other」、2023年に「Ultraviolet」とこれまでに2作のスタジオアルバムをリリースしている。また2014年から2018年には自主制作のような形で3作のEPを制作・リリースしたようだ。詳しくはわからないが、2013年に結成してからレーベルに所属してアルバムをリリースできるまで8年がかかっていることから、それなりの苦労があったように思う(まあ大多数のアーティストはそこに到達する前に脱落してしまう世界だとは思うが…)。そして現在は”あの”Century Media Recordsである。
Century Media Recordsというと老舗&大手メタルコア系レーベルというイメージが強いのだが、AS EVERYTHING UNFOLDSの今回の「SET IN FLOW」に関して言えば、ポストハードコアと言ったほうが的確だろう。楽曲を聴いてみると、ヘヴィなリフではあるがニューメタル的なリフであり、メタル的なリフではないように感じる。音に関しても比較的低音重視でマイルドなイメージだ。あくまでも個人的な感覚だが、そういったヘヴィだが音的にマイルドな楽曲は飽きが早いのだが、「SET IN FLOW」はかなりテンポが早く飽きさせない展開になっているのがプラスポイントだと思う。
比較的若いバンドということもあってか、バンドサウンドだけではなくエレクトロニカ的な要素も曲中に含まれている(エレクトロニコアというほどではないが)。曲調等を考えると、Century Media Recordsとしても新たな風を吹き込もうという考えがあるのかもしれない。そして大手レーベルで新曲がリリースされたということは、新作アルバムリリースに向けて動いていると考えても良さそうだ。一聴してかなり気になったバンドとして、いつかはわからないが新作も楽しみにしたいと思う。