「The Catalyst」MV公開
2/23に7作目となるスタジオアルバム「The Catalyst」をリリースしたAMARANTHEだが、同アルバムの表題曲である「The Catalyst」のMVが公開された。
エレクトロニコア感増し
ついにニューアルバム「The Catalyst」がリリースされ、そのリリース日に表題曲である「The Catalyst」のMVが公開された。前作「Manifest」がリリースされたのが2020年なので、3年超ぶりのしんさくとる。また今作はグロウルボーカリストであるミカエル・セーリンが加入(2023年6月)してから初のアルバムにもなっている。
管理人もすでに購入して一通り聴いてみたが、エレクトロニコアに分類されるAMARANTHEであるが、今作ではより”エレクトリニ”要素が強くなっているように感じた。もちろんメタル感のあるリフや”コア”らしいグロウルもあるのだが、サビのメロディーがかなりキャッチーなため、多くの人に受け入れられやすいと思う反面、あまりメタルコアとしてのバンドサウンドに期待してしまうと、微妙に感じる部分もあるかもしれない(あくまでも個人的な考えだが)。とは言え上に書いたのはあくまでも「The Catalyst」に関しての話で、同じアルバムと言っても曲調の異なる曲は当然収録されているわけで、それだけで判断してしまうのは良くない。
AMARANTHEはスウェーデン出身なので北欧メタルと呼んでも差し支えないと思うのだが、何というかその界隈では珍しくSFっぽいMVになっている。偏見かもしれないが、北欧メタルでは大自然感の溢れるMVが非常に多いと思っているのだが(AMARANTHEのMVでも過去にそういうものがある)、アンドロイドのようなものが出てくるのが真逆な感じで新鮮だった。そしてエリーゼ・リードの衣装が色々な意味ですごい…。
「The Catalyst」は海外盤は12曲だが、日本盤にはボーナストラックとしてプラス5曲も収録されている。それはまあ収録してくれるのは嬉しいのだが、アコースティックバージョンであったり、オーケストラバージョンであったり、バージョンは異なるものの楽曲自体は過去にリリースされているものである。本来は12曲・40分弱でコンパクトに凝縮されているアルバムなのだが、17曲もあるとさすがにちょっと間延びしている感じがしてしまった(別に聴かなければ良いだけなのだが…)。