「Left For Good」のMV公開
11/18に最新EP「Left For Good」をリリースしたアメリカ出身のメタルコアバンドBAD OMENSだが、その表題曲となる「Left For Good」のMVが公開された。EPは全4曲収録で、その他の3曲「Specter」、「Impose」、「Dying To Love」についてもすでにMVが公開されている。
▼ BAD OMENS – Left For Good (Official Music Video)
▼ Left For Good – Spotify
初期とは結構変わったらしい
11/18リリースの最新EP「Left For Good」から、表題曲となる「Left For Good」のMVが公開となった。上にも書いたように、その他の収録曲3曲についても全てMVが制作・公開されているので、便宜上EPとなってはいるものの、配信リリース限定のシングル集というような形だ。
このブログでBAD OMENSを取り上げるのは初めてなので、一応超簡単にバンドについて書いておこう。BAD OMENSはアメリカバージニア州出身の4人組メタルコアバンドで、結成は2015年。ジャンルについては”メタルコア”とは書いたものの、少し複雑なようだ。初期の頃はかなりハードなメタルコアだったらしいのだが、最近ではオルタナティヴ・メタル+エレクトロニカというような曲調へと変化しているらしい。
オルタナティヴ・メタル+エレクトロニカという曲調についてだが、たしかに(少なくとも)今回MVの公開された「Left For Good」ではその感じが強いように感じる。リフは当然ヘヴィではあるものの、いわゆるメタルコアや一般的にメタルと呼ばれるものでは無い。どちらかと言うとニュー・メタルに近いような印象だ。
そしてエレクトロニカ部分もイントロや感想部分でたしかに使われている。今ではとくにポストハードコア等では珍しく無くなっているし、我々のような聴く側も特に珍しくは感じないし、違和感もないだろう。見た目で判断して申し訳ないが、メンバーはそこまで若いというわけではないと思う。そのためかどうかはわからないが、そのエレクトロニカの使い方も決してやりすぎておらず、ちょっとしたアクセントという感じだ。
ボーカルについても以前はゴリゴリのメタルコアをやっていたというのは信じられないくらいの落ち着いたものだ。ダウナー系のクリーンボイスで全編歌い上げている。テンポゆっくり目、ヘヴィなリフ、ダウナーという要素を好きかどうかは完全に好みの問題だとは思うが、これもまたメタルコアバンドの方向転換先であるというのは面白い。






