「I REFUSE」feat.マリア・ブリンク
Five Finger Death Punchが2020年にリリースした「A Decade of Destruction, Volume 2」に収録されている「I REFUSE」だが、In This Momentのマリア・ブリングをフィーチャーした「 I REFUSE (Feat. Maria Brink) 2025 Version」を配信リリースし、リリックビデオも公開された。
▼ Five Finger Death Punch – I REFUSE (Feat. Maria Brink) 2025 Version (Official Lyric Video)
▼ I REFUSE (Feat. Maria Brink) 2025 Version – Spotify
▼ I REFUSE – Spotify
シンプル美バラード
約5年前にリリースされた「A Decade of Destruction, Volume 2」に収録されている「I REFUSE」だが、In This Momentのマリア・ブリンクがボーカルとして参加した「I REFUSE (Feat. Maria Brink) 2025 Version」がリリースとなった。最新アルバムの収録曲の別バージョンがリリースされるのはよくある話ではあるが、約5年の時を超えてくるのは比較的珍しいパターンではないだろうか。そしてマリア・ブリンクという所も、主に声質的な意味で絶妙なチョイスという気がする。
上に2025 VersionとオリジナルのSpotifyを貼っているのだが、楽曲の構成自体はほぼ変わっていない。かなりシンプルに、オリジナルのボーカルにマリア・ブリンクのボーカルを追加したという感じだ。In This Momentを聴いている人であれば、あの独特というか、唯一無二の声は一聴してわかるだろう。そもそも「I REFUSE」がスローテンポで落ち着いた雰囲気のバラード風の曲なので、メロディとボーカルを主に楽しむ楽曲だと思う。そのボーカル部分にマリア・ブリンクが追加されているのだから、目立たないはずもない。
マリア・ブリンクがソロで歌っている部分もあれば、アイヴァン・ムーディーとデュエットのように歌っているパートもある。正直に言ってマリア・ブリンクの声は好みが分かれると思っている。特にIn This Momentでは当然メインボーカルなので、その特徴が際立つことになる。しかし他のバンドにゲスト参加して、他の声質のボーカルと合わさるとその”クセ”のようなものが全く気にならなくなり、それどころか特に男性ボーカルの低音と合わさると化学反応的な違和感の無さ、そして高め合うような良さを醸し出すような気がする。
もう10年も前だが、Papa Roachとも「Gravity」という楽曲でコラボしている。繰り返しになってしまうが、マリア・ブリンクの声は好みが分かれるところであり、管理人も別に苦手とかではないが、素晴らしいなと思うほどではない。しかし男性ボーカルとの組み合わせることによって、逆にその低音が目立たくなり、素晴らしいボーカルに感じられるようにんる。…といったような発見があるので、アーティスト同士のコラボはどんどんやって欲しいと思っているのである。
▼ Papa Roach – Gravity feat. Maria Brink (Official Video)