デンマーク発の極悪デスコア新星が放つ破滅と救済の超ヘヴィアグレッション
北欧デンマーク・コペンハーゲンを拠点に活動し、現代ヨーロッパのラウド/デスコアシーンにおいて圧倒的なダークネスと凶悪なサウンドプロダクションで君臨する5人組ヘヴィメタルバンド、CABAL(🔎公式YouTube)が、英ハードコアの最高峰Employed To Serveの女性フロントウーマンであるジャスティン・ジョーンズをゲスト参加に迎えた最新シングル「Hurt Me」のオフィシャルミュージックビデオを公式解禁した。2025年の名作アルバム『Everything Rots』の興奮冷めやらぬ中で放たれた本作は、2026年11月からスタートする両バンドによる大規模な英国・欧州共同ヘッドライニングツアーを目前に控えたタイミングで解禁された、まさにシーン待望のドリームコラボレーション作品となっている。
本作「Hurt Me」は、タイトルが示す通り「自らを傷つける破壊的な感情や中毒的な関係性」をテーマに掲げ、何も感じられない虚無の苦痛から逃れるために敢えて痛みを求めてしまうという、人間の歪んだ精神的葛藤を赤裸々に描いた凄惨なトラックである。地底から響くようなローチューニングの重圧なリフと、疾走感あふれるブラストビートが聴く者を瞬時に恐怖とカタルシスの渦へと引きずり込み、フロントマンのアンドレアス・ビュルヴァーが放つ地獄の咆哮と、ジャスティン・ジョーンズによる切迫感に満ちた高音悲鳴シャウトが壮絶な対比を描いている。
▶"💡タイトルの「Hurt Me(私を傷つけてくれ)」という言葉が表すように、心が完全に麻痺し無感覚に陥ってしまった状態において、生きている実感を最小限得るために毒のある人間関係や自己破壊的な状況へと自ら飛び込んでしまうという、極限状態の精神的トラウマが描かれている。痛みを引き換えにしてしか生の証明を得られないという負の連鎖と、そこから抜け出せない苦悩が、暴虐的なデスコアのサウンドに乗せて痛烈かつエモーショナルに昇華されたダークな世界観となっている。"
▼ CABAL – Hurt Me ft. Justine Jones of Employed To Serve (OFFICIAL MUSICVIDEO)
▼ Hurt Me- Amazon Music
▼ 今回リリースされた新曲「Hurt Me」!!
絶望を刻む超低音リフとゲスト陣が織りなす圧倒的ミキシングの衝動
本楽曲におけるサウンドプロデュースの真骨頂は、インダストリアルな冷徹さとデスコア特有の極太な重低音が完璧に制御された、圧倒的な音圧バランスにある。ヴァース部分では空間を鋭く切り裂くミリタントな刻みリフと不穏な低音ノイズが重なり合い、リスナーに逃げ場のない圧迫感を与えていく。そこからブレイクダウンへと雪崩れ込む瞬間、地面を揺るがすほどの超低音サブベースと超ド級のダウンチューニング・ギターが爆発し、脳髄を直接揺さぶるような破壊的アグレッションを力強く見せつける。
ボーカル展開においては、CABALが誇るアンドレアスの重厚なグロウルと、Employed To Serveのジャスティンによる貫通力抜群のスクリームが見事な相乗効果を生み出している。特に2人の声が重なり合うクライマックスでは、互いの感情が極限までぶつかり合い、狂気と悲痛さが同居した唯一無二のヴォーカルアプローチが完成されている。クリアかつ立体的に定位されたドラムの打撃音やスネアの抜け感も抜群であり、ラウドロックファンを唸らせる高品質な音響設計が徹底されている。
シネマティックな暗黒美と緊迫したステージングが交錯する圧倒的映像世界
ミュージックビデオの映像表現においては、Cold North Creativeが手がけたシネマティックでグラフィカルな映像美が全編にわたって展開されている。吊り下げられた鎖や刃物、目出し帽を被った不気味な人物たちが配置された密室空間において、赤と青の鮮烈なストロボ光が明滅する演出は、楽曲が持つ陰惨な空気感と完璧にシンクロしている。過度なCG演出を排除し、メンバーのストイックな演奏姿とボーカルの表情をクロースアップで捉えることで、視覚的な臨場感を極限まで高めることに成功している。
カメラワークは楽曲の緻密なリズムアプローチと完全に連動しており、目まぐるしいスピード感で切り替わるカット割りが観る者の呼吸を乱すほどの緊迫感を生み出している。特にボーカルがマイクに叫びをぶつけるシーンや、ドラマーの激しいスティックさばき、そして肉体的なパフォーマンスは、まるでアンダーグラウンドの極小ライヴハウスの最前列で音を浴びているかのような圧倒的な体験を提供してくれる。
最新シングル「Hurt Me」のリリースを経て、CABALはその重圧なアイデンティティとデスコアシーンにおける唯一無二のクリエイティビティを完全に立証してみせた。Employed To ServeやCold Cultureを同行させて敢行される今秋の大規模なEU/UKツアーに向けて、彼らが放ったこの漆黒のアンセムは、現代のラウドミュージックシーンに強烈な衝撃と確かな爪痕を残している。























