「Giving Up」先行配信リリース&ビジュアライザー公開
5/19に通算8作目となるスタジオアルバム「Toxic Positivity」をリリースするThe Usedだが、同アルバムに収録される「Giving Up」が先行配信リリースされ、同時にビジュアライザーも公開された。
同アルバムからはすでに「People Are Vomit」、「Numb」の2曲も先行リリースされている。
▼The Used – Giving Up [Visualizer]
▼Giving Up – Spotify
メロディーの美しさが際立つ
まずこの楽曲に限って言えば、スクリーモバンドとしてのThe Usedは完全に影を潜めている。最初から最後までクリーンで、スクリーモ要素は一切出て来ない。
しかしバート・マクラッケンの切なげな声は未だ顕在であるし、どこか哀愁を感じさせるメロディーは間違いなくThe Usedのそれである。正直、この曲だけではファンがThe Usedに求めているものとは異なるかもしれない。しかし先にリリースされている「People Are Vomit」などは完全なスクリーモ曲なので、判断を早まらないで欲しい。恐らくアルバム中盤以降に収録されている、箸休め的な楽曲なのだろう。
前作「The Canyon」がリリースされたのが2017年10月なので、約5年半ぶりの新作となる。すでにフォロワーと言えるバンドが数多く出てきているし、正直かつてほどの注目度、人気は無いかもしれない。だがまさにスクリーモというジャンルが出てきたタイミングで、1作目から聴いているようなファンにとっては、やはりThe Usedというバンドは他に替えのきかないバンドだと思う。
The Usedについての他の記事でも書いているかもしれないが、やはりThe Usedの作る楽曲のメロディーの美しさ、そして実はかなりテクニカルな演奏などは、その他大勢のスクリーモバンドとは一線を画していると思うのだ。
管理人はうっかりアルバムの予約を忘れた上に、この記事を書いている時点でAmazonには異様に高額かつ、配送が8月になるようなものしか無かった。だが何としても手に入れたい一枚である。
