そこに鳴る、オリックス・バファローズオープニング映像用の楽曲「闘争を継ぐ」リリース＆MV公開

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「闘争を継ぐ」リリース＆MV公開

そこに鳴るが新曲「闘争を継ぐ」をリリースし、同時にMVも公開された。この楽曲はオリックス・バファローズのオープニング映像用に書き下ろされた楽曲とのことだ。

概要欄には下記のように記載されている。

過去の不遇の時代と言われるチームの苦悩から、2年連続で王座を手中に収め、尚のしかかるであろうプレッシャー、そして王座さえも超えていく未来を瞬発力のあるサウンドで描きました。
「闘争を継ぐ」が、チームの皆様、並びにファンの皆様と想いを一つにできる楽曲になることを願っております。
-sokoninaru-そこに鳴る

▼そこに鳴る / 闘争を継ぐ【Official Music Video】

▼闘争を継ぐ – Spotify

そこに鳴るの特徴を出しつつもマイルド目？

管理人は野球に疎く、正直「球団のオープニング映像用の楽曲になる」ということがどれくらいの事なのかがわからないため、楽曲についてのみ書いていきたいと思う。

言ってはなんだが、この映像を目にする野球ファンの大部分はそこに鳴るを知らないだろう。そういった中で、そこに鳴るのあの特徴的なテンポ感、楽曲構成が果たして受け入れられるのだろうかと感じる部分があった。

そこを意識してなのかどうなのかはわからないが、それが顕著なのはオープニング部分のみである（0:07くらいまで）。その後の流れは比較的誰でも聴きやすい楽曲になっていると思う（全体で1:37秒と非常にコンパクトな楽曲であることも関係あるとは思う）。

そして0:07後のギターの音、そしてリフが大好物である。特にテクニカルとかそういったことではないが、野球という勝負の場で、否が応でもテンションが上がるものになっていると思う。

そしてゴリゴリのベースに高速なドラミングもしっかりと顕在で、「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」という強い意志を感じる。

凛として時雨のコピーバンドからの脱却

最初は凛として時雨のコピーバンドから始まっているため、当たり前といえば当たり前なのだが、非常に凛として時雨感のある楽曲が多いのはご存知の通りである。しかしミニアルバムとして6作、フルアルバムとして1作のリリースという活動を通して、「これはこれで凛として時雨ではなく、そこに鳴るである」という独自性を出せているように感じる。

具体的にどこがというのは難しいのだが、凛として時雨はさらに活動歴が長く、一周回ってもっと独特の、かつなかなか難解な世界観へと進んでいる気がする。それに対してそこに鳴るはスピード感・篆書感に溢れた盛り上がれる楽曲が多い。

初期の頃の凛として時雨と表現すると、「結局は凛として時雨じゃねーか」となってしまうのだが、何というかより個々の個性が表現されており、かつ音楽として盛り上がれるもの、テンションを上げて楽しめるものというのを考えて制作されているように感じる（あくまでも管理人個人の感想ではあるが）。

1stフルアルバム「超越」がリリースされて約2年半が経つ。そろそろ次回作の話とか出てこないですかね。さらに進化したそこに鳴るの楽曲をアルバムとして聴きたいと思っている。まあ、つまり大好きなんですよ。