「Don’t Make Me Do It」先行配信リリース&MV公開
6/2にニューアルバム「Tomorrow Never Comes」をリリースするRancidだが、同アルバムに収録される「Don’t Make Me Do It」が先行配信リリースされ、同時にMVも公開された。
先に先行リリースされた表題曲「Tomorrow Never Comes」と同様のスタジオライブ風のMVになっている。
▼Rancid – “Don’t Make Me Do It”
▼Don’t Make Me Do It – Spotify
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濃厚な1分
まずこの「Don’t Make Me Do It」は全部で58秒しかない。メロコアでは1分台はまあそれなりにあると思うが、1分切りはなかなか珍しいだろう(別に競う所でも無いが…)。
ただこの58秒の中にメロコアの魅力、Rancidらしさが濃厚に詰まっている。Aメロ・サビは3コード、Bメロ2コードという非常にシンプルな構成である。だがRancidの楽曲以外の何物でもない楽曲がそこに完成されている。何というか、音楽というのは超絶技巧だけが全てでは無いということを改めて教えてくれる気がする。
ちなみについ先日、アルバムに収録される楽曲リストが公開された。全部で16曲、28分44秒という潔さすら感じるラインアップである。
スタジオアルバムとしては2017年にリリースされた「Trouble Maker」以来、約6年ぶりの新作となるし、トム・デロングが復帰したblink 182の新作も制作中である。30~40代のおじさん世代に直撃するような形で、にわかにまたメロコア界隈が楽しいことになってきている気がする。
(ちょうどこの記事を書いている時にSUM 41の解散が発表されたのは非常に残念であるが…。)
最近はあまりメロコアをがっつりと聴くことは無くなってしまっていたが、自分が10代の多感な時期には、文字通り風呂とトイレ以外はずっと聴いていたようなジャンルの音楽である。もう20年以上前の話ではあるが、やはり音楽好きになったきっかけ、原体験というのはいつまで経っても忘れられないものなのだろう。
