「Honey Moon」先行配信リリース
8/25にニューアルバム「T.N.A.O.S.D(The Noble Art of Self Destructionという表記もされている)」をリリースするHolding Absenceだが、同アルバムに収録される「Honey Moon」が先行配信リリースされ、リリックビデオも公開された。
▼Holding Absence – Honey Moon
▼Honey Moon – Spotify
アルバムの中では落ち着いた方の楽曲になりそう
Holding Absenceはウェールズ出身の”ポストハードコア”バンドと紹介されることが多いと思うのだが、この「Honey Moon」に限っては、どちらかというとオルタナティブとか、落ち着いた方のロックという感じがする。
もちろんバンドサウンドではあるものの、ボーカルに空間系のエフェクトがかかっていて浮遊感もあり、少なくともポストハードコアといった感じではない。
一方で同じくアルバムに収録される「A Crooked Melody」はポストハードコアらしい、パンチの効いた曲になっている。
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全10曲収録のアルバムになるようので、楽曲によって雰囲気が違うのはまあ当然である。「Honey Moon」はその中でもアルバム中盤の一旦落ち着く楽曲という位置づけになっているようだ。
アルバムの最初から最後まで同じ路線で突っ走るアーティストもいれば、このように雰囲気の異なった楽曲を織り交ぜるバンドもいる。どちらか良い・悪いの話では全く無いのだが、少なくともHolding Absenceの今回のアルバムに関して言えば、後者のようだ。
「Honey Moon」に関して言えば、上にも書いたような空間系のエフェクトの影響が大きいと思うのだが、管理人はシガー・ロスを思い浮かべた(もちろんそこまで突き抜けてはいないのだが…)。
落ち着いた、ゆったり系オルタナティブとでも言うべきだろうか。流行りとか、どの国のバンドとか関係なく、昔からこういった楽曲はよくある。ただ最近の若手バンドではロックにEDMを織り交ぜたような楽曲が増えている気がする(それは管理人がよく聴いているバンド・ジャンルに偏りがあるというのももちろんあるが)。そういった中で、こういったある意味昔ながらのオルタナティブ系サウンドを聴いたというのもあり、妙に懐かしさを感じてしまった。
こういったしっとり系の楽曲は好き嫌いが分かれるところではあると思うが、アルバムに収録されている楽曲のごく一部でしかない。これだけで判断するのは非常にもったいないので、ストリーミングサービスなどで他の楽曲も聴いてみるのが良いだろう。どちらにしても管理人は買いますけどね。
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