新曲「Paint It Red」リリース
Bad Wolvesが新曲「Paint It Red」を配信リリースし、同時にMVも公開された。新曲リリースとしては、昨年9月にアルバム「Die About It (Deluxe)」(🔎Amazon Music)をリリースして以降約9ヶ月ぶり、完全新曲としては約2年半ぶりとなっている。
▶"💡Bad Wolvesは前ボーカルのダニエル・“DL”・ラスキヴィッツが2025年半ばに脱退。今回から新たに女性ボーカルのサラ・“KILLBOY”・スキナーが3代目ボーカルとして加入している、さらには同年ギタリストのドック・コイルやベーシストのカイル・コンキエルといった中心メンバーも脱退しており、創設メンバーであるドラマーのジョン・ベックリンを中心に再構成された(ほぼ)中身の入れ替わったBad Wolvesとなっている。"
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▼ Bad Wolves – Paint It Red (Official Music Video)
▼ Paint It Red – Amazon Music
▼ 今回リリースされた新曲「Paint It Red」!!
(バンドの)崩壊と再生がテーマ
上に書いたように2025年にドラマーのジョン・ベックリン以外が脱退し、バンドとしてはほぼ崩壊した状態になってしまった。そして新メンバーを迎えて体制を立て直し今回の新曲リリースとなったわけだが、そのバンドの崩壊と再生がそのまま今回の「Paint It Red」のてーまとなっている。
ジョン・ベックリンは「自分を縛り付けるものを焼き払い、再び立ち上がる強さについて表現した楽曲」と語っている。タイトルの「Paint It Red」は直訳すると「赤く振り潰せ」だが、それはこれまでのバンドの活動・実績・関係性といった全てのものを「赤く塗り潰す」=「消し去る・燃やし尽くす」ことによって新たなスタートを切るという決意が込められていると思われる。
ちなみに新体制のバンドメンバーをまとめると以下のようになっている。
| 名前 | パート | 経歴 |
|---|---|---|
| サラ・“KILLBOY”・スキナー (Sara “KILLBOY” Skinner) | ボーカル | 3代目フロントウーマン。バンド初の女性シンガー。2023年のコラボ曲「It’s You (2 Months)」で共演歴があり、抜群の歌唱力と表現力を持つ。 |
| AJ・レボロ (AJ Rebollo) | ギター / ボーカル | ポスト・ハードコアバンド「Issues」の元ギタリスト。 |
| デレク・ボルマン (Derek Bolman) | ベース | メタルコアバンド「Sworn In」の元ベーシスト。 |
| ジョン・ベックリン (John Boecklin) | ドラム | 元DevilDriver。バンドの結成メンバーであり、現在のリーダー。 |
別物かどうかは議論の余地があるが曲は良い
「Die About It (Deluxe)」にまつまる追加収録曲のリリースやリリックビデオの公開はあったものの、完全新曲のリリース情報が長い間途絶えているなあ⋯と思ったらほぼメンバー全員が変わるという事態になっていた⋯。上にも書いたように初期メンバーのドラマーであるジョン・ベックリン以外の3人は完全新規メンバーである。
テセウスの船(🔎Wikipedia)の議論に近いと思うが、(ほぼ)全てのメンバーが入れ替わった場合、それは同じ”Bad Wolves”というバンドと呼べるのかという議論はあるだろう。個人的には別に良いと思う。一人とはいえ初期メンバーが残っているし、もっと大人の話をすれば、レーベルやマネージメントサイドも”Bad Wolves”として変わらずに売っていけるように、それなりにバンドの方向性を示して(指示して?)いるだろうと思うからだ。
メンバー入れ替わりの話はそれくらいにして、「Paint It Red」である。バンド史上初の女性ボーカルであるサラ・“KILLBOY”・スキナーだが、基本的にはクリーンボーカルでありつつ、要所々々でシャウトを入れるというスタイルである。「Paint It Red」は結構スローテンポな曲であるため、ちょっと気怠さも含んだ歌い方は合っていると思う。今後どういった曲調でどういったボーカルを聴かせてくれるのかが楽しみである。
演奏に関しても結構モダンメタル風に寄っていると言えると思う。正直、前は少し退屈かもしれない。しかし2サビ後の高速リフや、その後のエンディング部分ではメタル風味のレーズを入れ込んだりしていて、実は結構凝った作りになっていると思う。その辺りは特にポスト・ハードコアバンドで活動していたAJ・レボロのセンスやテクニックに依ってくるところだろう。
そしてやはり今回の一曲だけですべてを判断するのは不可能だし適切ではない。おそらく再構築から少しずつ落ち着いて制作にもとりかかれるようになってきたという事だと思うので、今後リリースされる楽曲がどのようになっていくのか非常に楽しみである。























