新曲「Always You & I」リリース
Against the Currentが新曲「Always You & I」(🔎Amazon Music)を配信リリースし、同時にビジュアライザーも公開された。新曲リリースとしては5月にリリースされた「Dead Man Walking」(🔎関連記事)以来、約1ヶ月半ぶりとなっている。ちなみに今回の「Always You & I」リリース前日に、「Dead Man Walking」のMVが公開されたばかりでもある(リリース時はリリックビデオのみの公開だった)。
▶"💡公式InstagramやTikTokではティザーが数日間にわたって公開されており(いかにも現代っぽい)、「When it's flipped on its head…((全てが)ひっくり返る時⋯)」という謎の言葉も事前告知で強調されていた。詳細は後述するが、「極限状態における究竟の愛や絆」という曲のテーマとも大きく関係している。"
▼ Against the Current – Always You & I (Official Visualizer)
▼ Always You & I – Amazon Music
歌詞を見てみよう
※ 歌詞の全文はYouTubeの概要欄参照 Against the Current – Always You & I (Official Visualizer) – YouTube
今回リリースされた「Always You & I」では、終末(アポカリプス)的な極限状態での究極の愛や絆がテーマとして描かれている。
⋯というテーマ性もあってか、特に初期の頃のようなポップ・パンク的な非常にキャッチーなサウンドではなく、重厚でドラマチックなサウンド・展開が特徴である。これはレーベルを独立してからこれまでにリリースされた2曲(「Heavenly」(🔎関連記事)、「Dead Man Walking」(🔎関連記事))にも共通して言えることだと思う。
歌詞中のフレーズ「天使が死に絶え、これが最後に残された全てだとしても、人生を共にするのは私たち二人」というものがある。「天使が死に絶え」はアポカリプス的な終末感であり、「人生を共にするのは私たち二人」が極限状態における愛と絆であり、タイトルの「Always You & I(いつもあなたと私)」である。
そしてティザーで強調されていた「When it’s flipped on its head…((全てが)ひっくり返る時⋯)」はサビで登場する。「時間さえも終わりを迎え“全てがひっくり返る時”、(それでもなお)人生を共にするのは私たち二人」と伏線(?)回収されるわけだ。
クリッシーの存在のデカさ
「Dead Man Walking」のMV公開翌日に新曲「Always You & I」リリースという、なかなかにニュースサイト泣かせなスピードリリースだが、それはともかく新曲リリースである。「Dead Man Walking」ではかなりヘヴィなATCを見せたのに対して、今回の「Always You & I」は悲哀系パワーポップとでも表現すれば良いだろうか。
いずれにせよレーベル独立後のATCはかつてのキャッチーなサウンド・曲調とは完全に決別しているように見える。そしておそらくそれが今のATCにとって一番自分たちのやりたい音楽なのだろうう。そしてそれは間違いなく完璧にハマっている。
上で書いてきたように「Always You & I」はアポカリプスだし極限の愛だし、かなりダークな世界観である。曲調としてはもちろんバンドサウンドではあるものの、曲の世界観もあってか比較的控えめで、ダークさと悲しさを押し出すような構成になっていると思う。端的に言えば非常に暗い。
そこで生きてくるのがクリッシーの歌声だと思う。サビ以外ではダークな世界観に合わせたような悲哀に満ちた悲しげな歌声でありつつも、サビのような盛り上がるべきパートでは綺麗に高音まで伸びる歌声が披露される。サウンドもボーカルもダークだと、時として暗すぎて秋や冬の冷たい空気感の中でしか聴きたくないような曲になってしまうイメージがあるのだが、そこまで行かずにそれなりに聴きやすい曲調を保っているのは、ひとえにクリッシーのボーカルによるところが大きいと思う。
今年になってコンスタントに新曲をリリースしているため、ニューアルバムのリリースもそう遠い話ではないかもしれない。ほぼ自分たちでのセルフプロデュースという形態に移行して、果たしてこの先どんなサウンドを聴かせてくれるのか非常に楽しみである。
▼ 今回リリースされた新曲「Always You & I」!!























