RELIQA、ニューアルバム「Secrets Of The Future」から「Dying Light」を先行リリース&MV公開

RELIQA、ニューアルバム「Secrets Of The Future」から「Dying Light」を先行リリース&MV公開
     

「Dying Light」先行配信リリース&MV公開

5/31にニューアルバム「Secrets Of The Future」をリリースするオーストラリア出身のメタルバンドRELIQAだが、同アルバムに収録される「Dying Light」が先行配信リリースされ、MVも公開された。

フォロワーの作り出す現代風ニュー・メタル

上に書いたタイトルが、管理人が今回リリースされた「Dying Light」を聴いて感じたことだ。オープニングはむしろ全くバンドミュージックではなく、アンビエント感のあるエレクトロニカ風である。そのあとには楽器隊の演奏がもちろん入るわけだが、比較的スローテンポで低音寄りなところがかつてのミクスチャーロックブームからニュー・メタルに移り変わる辺りの音楽性を感じさせる。

A・Bメロのあえて抑揚を押さえたボーカルの歌い方もいわゆるメタルの”それ”では全く無い。Garbageのシャーリー・マンソン感を感じた。そしてサビでは一気にメロディアスになるという展開だ。後半では特にギターのテクニカルな感じや、ツーバスなどメタル感は増してくるのだが、全体として見ればメタルバンドという定義からはだいぶ外れているだろう。

…という風に書くと否定的な印象を与えてしまうかもしれないのだが、全く逆である。RELIQAは若手バンドと言って良いだろう。(本当の音楽的なバックグラウンドはわからないが、)かつてのニュー・メタルブームを聴いてきて、そのフォロワーとしてそれを現代の感性で表現しているのがRELIQAというバンドなのではないだろうか。

アーティストへのインタビューなどではよく”影響を受けたアーティスト”の質問があるが、影響を受けたアーティストの音楽性をそのままなぞっていたのでは、ただの二番煎じでしか無いし、何よりもリスナー側からしても面白みが無い。影響を受けてそのエッセンスを含みつつも、さらに彼ら自身のオリジナルを加えるところにフォロワーバンドとしての面白さがあると言えると思う。別にズブの素人の管理人が偉そうに言えることでも無いのだが…。今でこそバンド+エレクトロニカという楽曲構成は珍しいものではないが、それらはそもそもジャンルとして明確に分かれていた。歴史的に、これまでに作られてきたものの足し算とプラス・アルファをすることで新しい音楽が生まれてきたと思う。そういった意味でRELIQAは新しいニュー・メタルを構築している良いバンドだと思う。

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