「Slasher」先行リリース＆MV公開
6/2に新作EP「Slasher」のリリースが予定されているフィンランドのメロデスバンドOMNIUM GATHERUMだが、同EPから表題曲「Slasher」が先行リリースされ、同時にMVも公開された。
スタジオアルバム（EP）としては2021年にリリースされた9thアルバム「Origin」以来となる。
▼OMNIUM GATHERUM – Slasher (OFFICIAL VIDEO)
▼Slasher – Spotify
キーボードによってよりメロディックが際立つ
OMNIUM GATHERUMは活動歴も長く、その間にメンバーの入れ替わりがあったり、サポートメンバーがいたり、諸々あってわかりづらくなっているが、2022年からはMVに出演している6人での活動となっているようだ。（一般的なバンド編成にキーボードで+1人になると、やたらと大人数のように見えるのはたぶん気のせい。）
メロデスという以前に、バンドの中にキーボード（シンセサイザー）がいるだけで正統派の北欧メタル感が一気に強くなる気がする。メロデスということで、どうしてもIn Flamesを引き合いに出さずにはいられないのだが、弦楽器・打楽器に鍵盤が追加されるだけでかなり曲調に変化が出ることがわかる。シンセの音はやはり独特のもので、絶対にギター等の音とは被らないために存在感が大きいのだ。
もちろんギターリフの方も特にイントロ部分に関しては非常にシンプルだが、手堅いものである。そしてシンプルであるが故に、そこにメロディックなシンセが後から加わることでメロディック差がより際立つように感じた。（完全に管理人個人の好みの話だが、ギターの音はもう少し重めでも良かった気がする。）
ドラムセットの金物多くない？
管理人個人的にバンドサウンドの中でも特にドラミングが好きなので注目してしまうのだが、ドラムセットの金物多くない？と思った。ギターソロ前の2:50辺りがわかりやすいかもしれない。
もちろん多いから良くないという話ではない。むしろ太鼓とは雰囲気の全く異なる金物が効果的に使われているのは非常に好みだ。（ドラムのテクニックについては詳しくないので、完全に感覚的かつ好みの話なのだが。）
（曲調もあるが）決して高速ドラムテクというものではないが、そういったいわゆる”おかず”のテクニックは注目してしまう。…という観点でMVを観ていて、一般的なドラムセットよりも金物多くない？と思った次第。カメラの角度とかでそう見えているだけだったら謝るしかない…。
