「A Dialogue In B Flat Minor」リリックビデオ公開
IN FLAMESが昨年2月にリリースした最新アルバム「Foregone」から、「A Dialogue In B Flat Minor」のリリックビデオが公開された。
アルバムのリリースからはそれなりに時間が経っているが、今年2月に「Foregone(Bonus Edition)」がリリースされているため、そのプロモーションの一環なのかもしれない。
自身の狂気から逃げ出したい話
「A Dialogue In B Flat Minor」は歌詞にコード(B Flat Minor)が入っているという不思議な曲である。リリックビデオなので歌詞がすべて掲載されているわけだが、結局なぜB Flat Minorなのかはわからず仕舞いだった…。楽曲としては特にイントロのリフにIN FLAMESらしさが出ている。そしてサビは非常に美メロでクリーンなところもまさにメロデスの雄という感じだ。
リリックビデオなので歌詞にも触れおくと、非常にざっくり翻訳&要約すると、
自分の中に狂気(=亡霊)がいる。それに自分のコントロールを奪われそうになっている。自分はそれと戦っているが、いつか自分が消されてしまいそうになる。でもその感覚(状況?)を誰にも説明することが出来ない。
IN FLAMES – A Dialogue In B Flat Minor (OFFICIAL LYRIC VIDEO)
といった感じになると思う。別にありがちとか言いたいわけでは無いのだが、自分の中の悪と戦うような、まあ割とよくある設定である。美メロだが、終始狂気に乗っ取られそうな苦悩を歌っているのだ。メロデス、と言うかメタルで歌詞にそこまで注目している人は少ないかもしれないが…。
しかしこのようなジャンルで明るい歌詞を歌っているというケースは少ないだろう。急に引き合いに出して申し訳ないが、BABYMETALが”チェケラ チョコレート”とか歌い出したときの業界の衝撃は相当なものだったに違いない。