「Damage Is Done」のライブ映像公開
2025年8月に10thアルバム「Ricochet」(🔎Amazon Music)をリリースしたRise Againstだが、同アルバムに収録されている「Damage Is Done」のMVが公開された。
▶"💡アルバムタイトルの「Ricochet(リコシェ)」は「跳ね返り」という意味。ボーカルのティム・マキルラスによると、SNSなどを通じて他者と密接に関わっている現在では、自分の行動(あるいは沈黙や無関心も含めて)が、意図しない形で誰かに跳ね返っていくということを意味しているらしい。"
▼ Rise Against – Damage Is Done (Live from The A.R.T. Project)
▼ Ricochet – Amazon Music
A.R.T. Projectの一環としてのライブ映像
「Damage Is Done」のライブ映像が公開となったわけだが、まずは「A.R.T. Project(The All Rise Together Project)」について解説しておかないといけない。これは一言で言えば、「Rise Againstの様々な活動をファン参加型にし、分断が進む現代において音楽と創造性を通じて人々をつなぎ、共通の目的を持つコミュニティを称える」ことを目的としている(デスストみないな話だな)。
具体的な活動としては、イベントにファンを招待してアート・ポスターを制作する、ファンのMVへの出演、ライブの物販テーブルにファンがメッセージを書き込めるボードを用意する、といったものがある。その中で”ファンのMVへの出演”によって制作されたのが今回公開されたライブ(パーフォーマンス)映像ということになる。
このプロジェクトに関連して管理人も真面目な話をすると、たしかに現代ではSNSやライブ配信等で常に誰かと繋がっているような”感覚になれる”。しかしそれは非常に脆い繋がりだと思う。少しでも間違ったことをすればぶっ叩かれる世界である。また同じ意見・価値観を持った人同士のコミュニティに籠りがちにもなる。彼らはそれを「分断」と呼んでいるのかもしれない。
メロコアから離脱しつつも彼ららしさを貫く
楽曲の方に話を戻すと、たしかに彼らはメロコアバンド”だった”。個人的な感覚では2014年リリースの「The Black Market」(🔎Amazon Music)から少し風向きが変わっていると思う。たしかにメロコアっぽさはありつつも、大人な感じ、いわゆるロックに舵を切っている気がする。
「Damage Is Done」もそんな流れに乗った一曲だ。疾走感あふれるメロコアでは全く無い。しかし誰が聴いてもRise Againstという曲になっている。そうさせているのは音なのか、メロディの癖的なものなのか、ティム・マキルラス(Tim McIlrath)の声なのか、あるいはその全部なのかはわからない。しかしメロコアではなく(大雑把な括りになってしまうが)ロックに近づいた楽曲になっている。
正直昔のメロコア路線の曲の方が好きだったという人も少なくないだろう。実は管理人もそうだったりする。しかし結成から長くなればなるほど、初期のスタイルのままの音楽を続けているバンドは少なくなるし、変わっていくのを何度も見てきた。それを嘆くのは簡単だが、彼らがそういった方向に路線を変更した経緯や考え方について考えてみるのも、より音楽についての理解が深まるという意味では面白いのではないだろうか。
▼ 「Damage Is Done」が収録されている10thアルバム「Ricochet」!!























