All Hours

All Hours新曲「Forever Meant Nothing」MV解禁!情緒的で壮大なオルタナティヴ・ロック【オール・アワーズ】

All Hours - Forever Meant Nothing | alpha ampAll Hours

【儚く消えた永遠の誓い】過去の記憶と失われた絆を紡ぐエモーショナル・ロック

名門レーベル Equal Vision Records に所属し、オーストラリア・メルボルンを拠点に活動するオルタナティヴ・ロック/エモ・バンド All Hours(オール・アワーズ)が、最新シングル「Forever Meant Nothing」のオフィシャルミュージックビデオを解禁した。All Hours (🔎公式YouTube) を通じて世界へ向けて放たれた今作は、ポップパンクや90年代オルタナティヴ・ロックが持っていた胸を刺すキャッチーな旋律と、現代的で重厚なバンドサウンドが鮮やかに交差する力作となっている。女性フロントパーソンを擁する彼らは、伸びやかで透明感のあるボーカルラインと骨太なアンサンブルの対比によって、着実にその存在感を高めてきた。

今作「Forever Meant Nothing」で描かれているのは、かつて確かにそこにあり、絶対に壊れないと信じていた誓いや約束が、時の経過とともに脆くも崩れ去っていく喪失のストーリーだ。「永遠なんて何の意味もなかった」というあまりにも切ないタイトルの通り、若さゆえの無邪気な衝動から始まり、すれ違いの果てに虚無へと落ちていく二人の感情のグラデーションが丁寧に紡がれている。静かに語りかけるようなメロディから、バンド全員が感情を一気に爆発させるサビへの展開は、聴く者の記憶の奥底に眠る甘酸っぱくも苦い痛みを呼び覚ますような強い力を持っている。

疾走感あふれるリズムをベースにしながらも、ただ勢いがあるだけでなく、どこか懐かしくて切ないメロディが心に残る。余計な飾りをつけず、ボーカルのまっすぐな歌声、ギターの気持ち良い響き、そしてベースとドラムの力強いノリを正面から届けてくれる楽曲構成だからこそ、世代を問わず誰もが素直に感動できる仕上がりになっている。

▶"💡かつて永遠だと信じた誓いが脆くも崩れ去っていく切なさをテーマに、透明感と熱量を併せ持つボーカルアプローチと重厚なアコースティック/デジタルアンサンブルの融合によって描かれたエモーショナルな楽曲である。ノスタルジックなリビングルームを舞台にしたMVの視覚演出と、疾走感あふれるドラム&ギターサウンドが完璧に同期し、楽曲の持つ喪失感と哀愁をより一層深みのあるドラマへと昇華させている。"

▼ All Hours – Forever Meant Nothing (Official Music Video)

▼ Everything In Between – Amazon Music

▼ 「Forever Meant Nothing」も収録されているニューアルバム「Everything In Between」!!

【歪みの残響と脈動するリズム】タイトなボトムと情感豊かなツインギターの交差

サウンドの面では、しっかりと打ち込まれるドラムと、お腹に響くような重低音を支えるベースが、曲全体の疾走感と安定感を作り出している。機械で作り込んだ音だけに頼るのではなく、スタジオで実際に楽器を鳴らしたときのような生々しい響きや空気感が大切にされているため、聴いているだけでバンドの演奏の熱量がダイレクトに伝わってくる。その土台の上で重なり合う左右のギターは、歪んだかっこいい音色でどこか懐かしい空間をつくり出し、曲全体を包み込むような気持ちよさを生み出している。

曲の雰囲気を引っ張るボーカルの表現も、とても豊かで引き込まれるものがある。静かな歌い出しでは息づかいまで聞こえそうなほど優しく歌いかける一方で、曲が盛り上がるサビでは気持ちを解き放つようにパワフルに歌い上げる。この「静かな部分」と「激しい部分」の切り替えが見事で、落ち着いた低い声からクリアに突き抜ける高い声まで、どのフレーズも歌詞の言葉がはっきりと耳に飛び込んでくる。

音の聞こえ方のバランスも非常に心地よく、重たい低音と、ボーカルやギターの綺麗な音がケンカすることなく綺麗に整理されている。低音がしっかり響くイヤホンや、空間の広がりを感じられるスピーカーを使って聴くと、バンドが重ね合わせた音のレイヤーや余韻の広がりを、よりいっそう深く楽しむことができるだろう。

【レトロな部屋に漂う懐かしさ】ブラウン管テレビと光が織りなす切ない世界

ミュージックビデオの舞台として用意されているのは、どこか懐かしい昭和や海外のヴィンテージテイストを感じさせる、シックなブラウン基調の静かな部屋だ。部屋の片隅にはぽつんと古いブラウン管テレビが置かれており、そこに映し出される映像やノイズが、失われてしまった過去の記憶や時間の経過を象徴する役割を果たしている。温かみのあるアンティーク調の家具と、あえて明かりを抑えた薄暗い照明の中で、バンドメンバーがそれぞれの想いを寄せるように静かに、そしてサビに向かって一気に感情を解き放つように激しく楽器を叩きつけるパフォーマンスは、この楽曲が根本的に持っている「過去への情景」や「戻れない日々への切なさ」というテーマと寸分の狂いもなく調和している。

映像全体のカメラワークにおいても、単にバンドの全体像を引いて映し出すだけでなく、視聴者の気持ちを深く引き込むような細かい工夫が随所に凝らされている。例えば、ボーカルが歌い上げる際の目元のわずかな表情の変化や口元のニュアンス、ギターの弦を力強く弾く手元のダイナミックな動き、さらにはドラムのシンバルが大きく揺れる瞬間まで、演奏者たちのリアルな温度感を逃さずアップで捉えている。派手なCGグラフィックや強烈な特殊効果に頼るのではなく、空間の持っている独特の空気感と光と影のグラデーション、そして何よりメンバー自身の全身全霊の表情と動きだけで魅せる作り込みによって、見ている側の胸を自然と締め付けるような深いドラマ性を生み出すことに成功している。

「Forever Meant Nothing」という切なくも情熱的な最新作を通して、All Hours は曲作りのクオリティの高さだけでなく、映像を含めた世界観づくりのセンスの良さを世界中のロックファンへ鮮烈にアピールしてみせた。胸にすっと飛び込んでくる親しみやすいメロディラインと、ロックバンドならではの生々しく力強いサウンドを武器に、彼らがこれから先どのような新しい音楽を生み出し、どのような大きなステージへと駆け上がっていくのか。オーストラリアから世界へと勢いを広げる彼らの今後の挑戦と進化から、これからも目が離せない。

alpha ampをフォローする
タイトルとURLをコピーしました