SPACE OF VARIATIONS

SPACE OF VARIATIONS新曲「PARALLEL REALITIES」MV公開!3rdアルバム『POISONED ART』から先行カット【スペース・オブ・バリエーションズ】

SPACE OF VARIATIONSの「PARALLEL REALITIES」MV撮影中のアーティストの写真.SPACE OF VARIATIONS
「SPACE OF VARIATIONS」の新曲「PARALLEL REALITIES」のミュージックビデオ撮影風景を捉えた写真.

「PARALLEL REALITIES」のMV公開

2/13に3rdニューアルバム「POISONED ART」(🔎Amazon Music)をリリースしたSPACE OF VARIATIONSだが、同アルバムに収録されている「PARALLEL REALITIES」のMVが公開された。スタジオアルバムのリリースとしては、2022年9月にリリースされた「IMAGO」(🔎Amazon Music)以来、約3年半ぶりの新作となっている。

▶"💡「PARALLEL REALITIES」は本来はアルバム「POISONED ART」からの第一弾先行シングルとしてリリースされる予定だったものの、スケジュールや諸々の調整によって、アルバムリリース直前の最後の先行シングルになったとのことだ。ロシアとの戦争中という過酷な状況でスタジオにも自由に通えない中、ギタリスト・ボーカリストのOleksii Zatserkovnyiがチュートリアル動画などを観て勉強しながら、アルバム全体において初めてレコーディング・ミックス・マスタリングの全行程を自前で手掛けた作品でもある。"

▼ SPACE OF VARIATIONS – PARALLEL REALITIES (Official Video) | Napalm Records

▼ POISONED ART – Amazon Music

歌詞を見てみよう

※ 歌詞の全文はYouTubeの概要欄参照 SPACE OF VARIATIONS – PARALLEL REALITIES (Official Video) | Napalm Records – YouTube https://www.youtube.com/watch?v=43_j0Ih7sl0

「PARALLEL REALITIES」という曲名はそのまま「並行現実」である。一応歌詞の中でワンフレーズだけ出てくるのだが、歌詞全体の流れの中で、それがどうやって並行現実に結びつくのかが非常に難しい。そもそも「並行現実」という言葉・モノ自体が非常に難しいと思うのだが…。

理由はわからないが、主人公は全てに絶望している。虚無感に苛まれたまま死ぬかもしれない。でもそんなことももはやどうでも良い、といゆような冷笑系レベル100のような心境である。あくまでも管理人の考えだが、おそらく「平行世界」から”この”絶望的な世界へ来たのだろう。本当は楽しむはずだった。幸せになるはずだった。しかしそうはなれなかった。そしておそらくその虚無感の中で死ぬのだ。

SPACE OF VARIATIONSはウクライナ出身のバンドなので、どうしたって現在のロシアとの紛争と切り離して考えるのは無理だ。どうにかならないのか?と思いつつも、自分ではどうにも出来ないのがわかっている。そしてそれももはやどうでもいい。そんな現実の虚無感が反映されているのかもしれない。

東欧の冷たいメタルコア

2/13リリースの3rdニューアルバム「POISONED ART」から「PARALLEL REALITIES」のMVが公開となった。新ためて良い曲すぎて、長らくブログで取り上げていなかったのを悔やむばかりである。上にも書いたがSPACE OF VARIATIONSはウクライナ出身のバンドである。管理人の勝手なイメージだが、東欧と聴くと(旧)共産圏=派手な音楽はご法度、というイメージがある(歳がバレるけど)。だから「ウクライナのメタルコアバンド」という単語がすらすらとは頭に入ってこないのだ。もうそんな考えは古いのは十分承知だけど。

余談はそれくらいにして、「PARALLEL REALITIES」について書いていこう。上にも書いたが前半は結構抑え気味の構成になっている。とは言えリフはかなりヘヴィだし、デスボイスもある。しかしSPACE OF VARIATIONSの特徴でもあるエレクトロニカとの融合、そして空間系のエフェクトが強いボーカルという点から、いわゆるメタルコアやポスト・ハードコアとは趣が異なる。

特に空間系のエフェクトが楽曲に与えている影響は大きいだろう。人によって間隔は異なるかもしれないが、個人的には非常に寒々しさを感じる。画面の向こうから汗が飛んできそうなメタルコアとは正反対である。そしてメロディにかんしても非常に彼ららしさが出ていると思う。単純に荒々しいだけではない。むしろ非常に透明感があって美しいメロディである。しかしメタルコアなのだ。

そして前半のフラストレーションを全て解き放つような後半の畳み掛けはカオティックとすら言える。管理人のような素人が聴くと不協和音とすら感じるパートもある。しかしこれがSPACE OF VARIATIONSの一番の魅力だろう。美しさとカオスが同居しているメタルコアである。

▼ 2/13リリースの3rd「POISONED ART」!!

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