Rise Against、Nowhere Sessions Liveから「Give It All」、「The Violence」の映像を公開

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「Give It All」、「The Violence」のライブ映像公開

Nowhere Sessions Liveから多数のライブ映像を順次公開しているRise Againstだが、今回は「Give It All」、「The Violence」の2曲の映像が公開された。Nowhere Sessions Liveは最新アルバム「Nowhere Generation」時期のものと思われるが、今回の2曲はそのアルバムには含まれない過去曲となっている。

▼Rise Against – Give It All (Nowhere Sessions Live)

▼Rise Against – The Violence (Nowhere Sessions Live)

懐かしさ溢れる名曲

上に書いた通り、いずれも過去のアルバムに収録されている楽曲である。「Give It All」は2004年リリースの「Siren Song of the Counter-Culture」に、「The Violence」は2017年リリースの「Wolves」に収録されている。

▼Siren Song of the Counter-Culture – Spotify

▼Wolves – Spotify

以前別の記事でも書いた記憶があるのだが、管理人的には「Siren Song of the Counter-Culture」といった、初期というか、2010年くらいまでのRise Againstが特に好きなのだ。別に今の楽曲は良くないというわけではなく、”より”好きという感じである。

管理人の考えるメロコアの大事な部分として、洗煉され過ぎない方が良いというものがある。それは楽曲だけでなく、音（録音）に関してでもある。何というか、”元気な若者が勢いだけでやっている感”がメロコアの重要な要素だと思っている。

当然皆んな平等に年を取って落ち着いてくる。音に関しても、それなりに売れてくれば録音やマスタリングの段階で非常に整ったものになってくる。そうなると、別にダメじゃないけど、ちょっと違うなあと感じでしまうのだ。

そういった意味では、「Siren Song of the Counter-Culture」前後のアルバムは非常に管理人好みである。今回のライブ映像とはあまり関係ない話を書いてしまったが、そういった理由から「Give It All」等は非常に勢いのあるRise Againstが聴ける良曲だと思っている。

バンドの楽曲が変化していくということ

バンドやその楽曲が変化していくことについて否定的な感じのことを書いてしまったが、それは当然のことであるし、悪いことだとは全く思っていない。特にRise Againstはもうかなり活動期間が長い。1stアルバム「The Unraveling」がリリースされたのが2001年である。

アメリカの大統領がブッシュ大統領だった時代、イラク戦争が今まさに勃発している時に、「Rock Against Bush」というコンピレーションアルバムが2作リリースされた。名だたる、主にメロコアバンドが参加しており、収録曲は20曲ほどもあり、各楽曲のMVが収録されたDVDも付属し、それでいてお値段は980円程度だったように思う。当時学生だった自分にはお買い得すぎてもちろん購入したのだが、その中にRise Againstの楽曲も含まれてた。まあ、つまりそれくらい昔から活動しているバンドなのだ。

そう考えると変化しない方がおかしいくらいである。本人たちはライブで自分たちの楽曲を数え切れないくらいプレイしているのだから、当然変えたくもなってくるだろう。もしかしたらレコード会社の思惑とかも含まれているかもしれない。何しろ当時学生だった管理人が完全にオッサンになっているくらいなのだ。

ただ、管理人の文章の中では「初期の頃の曲のほうが好き」といった事を書いてしまいがちだ。たぶんそれは単純に「聴き慣れているから」というのが理由の大半を締めていると思う。それだけの理由で今現在の楽曲に対してあまり好意的でない文章を書いてしまうのは、大いに反省するところである。あくまでも客観的に判断しないといけない。それが難しいのだが…。