「C.E.O.」リリース&MV公開
8/21にセルフタイトルアルバム「Weezer」(🔎Amazon Music)をリリースするWeezerだが、同アルバムに収録される「C.E.O.」が先行配信リリースされ、同時にMVも公開された。同アルバムからは「We Might as Well Be Strangers (ft. Wednesday)」と「Shine Again」(🔎関連記事)の2曲もすでに先行リリースされている。
▶"💡同時公開された「C.E.O.」のMVでは名MV監督スパイク・ジョーンズ(🔎Wikipedia)と、自分たちの過去のMVへのオマージュが含まれている。構成や演出は1994年リリースの1st「Weezer(ブルーアルバム)」に収録されている「Undone – The Sweater Song」のMV(🔎YouTube)が元ネタ。元ネタでは青いスタジオでワンカット(風)だったのを、今回は「ゴールドアルバム」にちなんで金色のスタジオで撮影。またMVの監督"役"のカリー・バーカー(映画監督・プロデューサー)がMVの出来に満足できず、元ネタでは犬をスタジオに放ったのに対して、今回は本物のミツバチを放ってパニック…という演出も組み込まれている。"
▼ Weezer – C.E.O. (Official Music Video)
▼ Weezer – Amazon Music
▼ 「C.E.O.」も収録されているセルフタイトルアルバム「Weezer」!!
なぜオマージュを盛り込んだ?
上に書いたように「C.E.O.」では自分たちの過去のMV、しかも1stという超(有)名盤に収録された曲のオマージュが含まれている。面白ネタとしてそのような演出を盛り込むのはまあわかるが、実はそれだけではない真面目な理由もある。
これは本当に超人気バンドらしい話・理由だと思うのだが、「昔のヒット曲路線をもう一度やれ(路線を変えるな)」という音楽業界やファンからのプレッシャーを皮肉っているのだ。1stの頃の名曲(のMV)と同じ(ような感じ)でやってやったぜ?という感じである。
これはもう単純に”皮肉”というわけではなく、歌詞の冒頭からいきなり「また90年代風のジャムを作ってる/新しいことをしたいけれど誰も聞きたがらない/みんなクラシックを求めてるだけ」という、どストレートなフレーズで始まる。路線変更で叩かれまくるというのは日本・海外問わずよく聞く話ではあるが、それを超有名人気バンドが超注目されている新作アルバムで皮肉るというのは、まさにWeezerだからこそ出来る話かもしれない。
申し訳ないけど「昔のヒット曲路線」がすごく良い
上で書いたような皮肉満載の歌というのはわかった上で言うのもアレなのだが、今回リリースされた「C.E.O.」はまさに「昔のヒット曲路線」で、これこそがファンがWeezerに求めているものではないだろうか…というのも皮肉な話である。
そして「C.E.O.」に限って言えば、曲ももちろん良いのだがメインはやはりMVだろう。「昔のヒット曲路線」を求められることにうんざりしているという曲の背景がわかっていれば、MV中で曲の冒頭から全くやる気が無かったり、逆に中盤からはヤケクソのように暴れたり、最後にはいなくなってしまうというストーリーがよくわかるだろう。
ちなみに終盤でWeezerの代役として出演しているのはマイケル・ペーニャ、ジョヴァンニ・リビシ、クリストファー・ミンツ=プラース(映画『スーパーバッド』のマックラヴィン役)、トニー・ホーク(Xゲームのハーフパイプにおいて史上初の900°(2回転半)を成功させたスケートボード界の伝説)とのことだ。そしてレコード会社のお偉いさん(C.E.O.)として出演しているのは人気コメディアンのロブ・リグルとロブ・ヒューベル。
過去作を踏襲した皮肉満載のMVにも関わらず、超有名どころが出演しているのはやはりWeezerということだろう。そしてうんざりしてやる気がないように見えるのはあくまでも演出で、曲やMVは全力投球で制作されているのである(念のため)。























