「Surfacing」のHD版MV公開&25周年記念ライブの映像も
Slipknotが1999年6月29日に1st「Slipknot」をリリースして25周年を迎える。それに関連してか、同アルバムに収録されている「Surfacing」のHDリマスター版(?)MVが公開された。同時に25周年記念ライブの映像もほんの一部だが公開されている。
曲も自分の感じた衝撃も全く色褪せない
Slipknotの最初期のMVは今でも検索すれば見つけることが出来るが、いずれもフェス?の映像を使用したもので、非常に映像が粗い。今回HD版が公開された「Surfacing」もそうだし、あの永遠の名曲「Wait and Bleed」などもそうだ。そして今回リマスターと言って良いのかわからないが、”HD版”となった「Surfacing」のMVが公開された。元の映像が6:4なのはどうしようもないとしても、わりと鮮明で観やすい映像になっていると思う。
「Surfacing」、そしてアルバム「Slipknot」について今更管理人ごときが語れることなど何も無いので、残りのスペースは自分語りで埋めておこう。上にも書いたが、「Slipknot」がリリースされたのは1999年6月である。管理人はたしか中2だったと思う。当時はミクスチャーロックブームで、Limp BizkitやKornを聴きまくっていた。それこそ、授業中・トイレ・風呂以外ではずっとリピートして聴いていた気がする。そういった状況なので、Slipknotというバンドが出てきたらしい、という情報は比較的早く入ってきた。当時はネットなど無いので、おそらく音楽雑誌か友人からの情報だろう。
たしか試聴もせずに買ったような記憶があり、何と言うかエロ本を買うときのような緊張感があったのを覚えている。なんせジャケットはおどろおどろしいマスク、おそろいのツナギ、9人組という厳つさである。これを14歳かそこらの少年がレジに持っていくのだから、想像してみても欲しい。マスクにツナギという出で立ちのフォロワーは今でこそ珍しくはないが、当時のインパクトは相当なものだった。というかフォロワーがたくさん出てきている時点で、その衝撃がわかるというものだろう。
少し音楽的な話をすると、シャウトやデスボイスといったものが割と一般に受け入れられるようになったのもこの辺りではないだろうか。実際に管理人もそういったものは実は苦手だったのだが、Slipknotきっかけで好きになったような気がする。そういった下地があって、後のニューメタルやスクリーモ、ポストハードコアといったジャンルのヒットに繋がっていった気がする。
余談だが、高校生の時にオーストラリアからの交換留学生に「Slipknot好きなんだ」と話したらクレイジーと言われた記憶がある。音楽に国境は無いが、好みには大きな壁があるのだ…。
というわけで、MVでは最初期のSlipknotの一番めちゃくちゃで、破天荒で、カオスなパフォーマンスを観ることができる。あまり触れたくは無いが、今は亡きメンバーがいるのもまた貴重である。