【ポスト・グランジ巨星の再臨】CREEDが「Riders On The Storm」公式映像を公開
1990年代後半から2000年代の米国ポスト・グランジ/オルタナティヴ・ロックシーンを席巻し、モンスター級のセールスを記録した伝説的バンドCREED (🔍公式YouTube)。彼らの代表作であり歴史的名盤として語り継がれる金字塔アルバム『WEATHERED』のデラックス・エディションリリースに伴い、The Doorsの名曲カバー「Riders On The Storm」の公式ビジュアライザー映像が解禁され、公式YouTubeチャンネルにて公開された。原曲が持つサイケデリックでミスタリアスな哀愁漂う雰囲気を最大限に尊重しつつ、マーク・トレモンティによる骨太な歪みギターリフと、スコット・スタップの深みある低音ボーカルが全開で融合する重量級のロックナンバーだ。荒れ狂う雨音と重厚なアンサンブルが重なり合い、彼ら特有のアリーナ級のスケール感を提示している。
解禁された公式ビジュアライザー映像は、不穏な暗雲が立ち込める空と、枯れ木にぶら下がる巨大な縄、そして風に揺れるベルが配置されたダークで荘厳なグラフィックアートで構成されている。背景では激しい雷鳴と雨粒が絶え間なく降り注ぎ、暗闇の中で空が青白く明滅する静かな恐怖と哀愁を演出した仕上がりだ。過度な動きを排除し、静止画の中に微細な気象エフェクトやライトの 明暗を滑らかに重ね合わせることで、楽曲のタイトルである「嵐の騎手(Riders On The Storm)」という濃密な世界観を見事に補強している。視覚的にも聴覚的にも深い没入感を生み出すアートピースだ。
▶"💡ポスト・グランジの王者CREEDが、The Doorsの名曲を大胆に再構築した「Riders On The Storm」の公式ビジュアライザー映像を公開!マーク・トレモンティによる渋いクリーンアルペジオから怒涛の歪み重低音リフへの展開、そしてスコット・スタップが放つ包容力豊かな低音歌メロディラインとサビの熱い叫びが力強く響き渡る一作だ。雷鳴と嵐が暗雲の中で明滅する荘厳なグラフィックと、原曲のブルース感にオルタナティヴ・ロックの音圧を注入した重厚アプローチが融合。90年代・00年代のロックシーンを牽引したベテランとしての圧倒的貫禄とスケール感を存分に体感できる注目のトラックとなっている!名曲に対する深い敬意とバンド本来の強力なボトムが見事に合体した必聴の映像作品だ。"
▼ CREED – Riders On The Storm (The Doors cover)
▼ Weathered (Deluxe Edition) – Amazon Music
▼ 「Riders On The Storm」カバーも収録されているアルバム「Weathered (Deluxe Edition)」!!
【クラシックと現代重低音の融合】トレモンティのリフワークとスタップの深みがうねりを生む
「Riders On The Storm」のアプローチにおける最大の聴きどころは、The Doorsが構築したジャジーでジャム感あふれる原曲の骨格を、グランジ/ハードロック由来のタフな重低音サウンドへと完璧に昇華させている点だ。イントロでは静かな雨音の効果音とともに、マーク・トレモンティによる澄んだクリーンギターのアルペジオが静寂を切り裂いて響き渡る。そこからディストーションを深く効かせた太いギターバッキングと低音弦の刻みが重なり、空間を一気に圧迫するような強力なボトムを生み出す。原曲が持っていた神秘的なグルーヴ感を損なうことなく、ロックバンドならではの音圧アプローチが見事に噛み合っている。
スコット・スタップによる低音ボーカルの説得力とダイナミズムもきわめて高い。Jim Morrisonが持っていたミスタリアスな呪術的歌唱に対し、スタップは胸の奥底から絞り出すような温かみのある中低音と、フレーズの語尾に込める強力なビブラートで応戦する。サビに向けて感情のボルテージを上げていくボーカルワークは、かつて数々のアリーナやスタジアムを揺らしてきたCREEDならではのドラマチックな構築美を見せつけている。静かな語り口から叫びへと向かうグラデーションの付け方が実に見事だ。
ギターソロパートにおけるトレモンティのピッキングアプローチと表現力も見逃せない。ブルースを基調とした流麗なペンタトニックスケールから、一気に歪みを強調したハイスピードなフレーズへと雪崩れ込み、各音の輪郭を明瞭に分離させて叩きつけてくる。タイトなドラミングと歪みベースがソロの背面を強固に支え、トリオ編成由来の武骨なアコースティック感を残しつつも現代的なハードロックの音響精度を保持した設計だ。ギタリストとしての高い技術とコンポーズセンスが炸裂している。
楽曲終盤にかけては、重厚なギターリフの繰り返しとスタップのエモーショナルな叫びが幾重にも重なり合い、圧倒的なカタルシスを引き起こす。原曲への深い敬意を払いながらも、完全にCREED自身の血肉へと変換してみせたアレンジ力は、彼らがなぜ全米最高峰のロックバンドとして一時代を築き、今なお多くのファンを魅了し続けるのかを雄弁に物語っている。時代を超越した名曲に新たな命が吹き込まれた瞬間だ。
【静寂と雷鳴のアート】暗雲のビジュアルが楽曲の哀愁を際立たせる
公式ビジュアライザーの映像美において特徴的なのは、トーンを抑えたダークブルーとグレーのグラデーションによるゴシック調の世界観だ。画面の中央にそびえ立つ一本の枯れ木と、そこから垂れ下がる無骨なロープのグラフィックが、楽曲のテーマである孤立や運命への抵抗、そして過酷な自然の猛威を静かに暗示している。空を覆う巨大な雲がゆっくりと蠢き、雷光が閃く演出が音のダイナミクスと見事に同調した構成だ。
雨の粒子エフェクトやライトの明暗は、楽曲の静と動の展開に合わせて精密にコントロールされている。静かなAメロでは雨粒の落ちるシネマティックな静けさが際立ち、ディストーションギターが炸裂するサビやソロでは雷光が連続してフラッシュする。派手な実写演奏カットを使わず、静止画と気象パルスのみで音の重厚さを視覚化するストイックな表現が、聴き手の没入感をどこまでも深めてくれる演出だ。
CREEDによる「Riders On The Storm」のカバーは、名曲への新たな光の当て方と彼らのブレないロック精神を示す傑作アレンジだ。『WEATHERED』デラックス・エディションのリリースとともに蘇ったこの濃密な重低音サウンドを、ぜひ高音質なアンプやスピーカー環境でじっくりと堪能してほしい。彼らの偉大なキャリアと進化を改めて証明する必聴の一作だ。
























