「Black Sheep」ビジュアライザー公開
4/28にニューアルバム「DOGMA」をリリースするCrown The Empireだが、同アルバムに収録される「Black Sheep」のビジュアライザーが公開された。
▼Crown The Empire – Black Sheep (Official Visualizer)
▼Black Sheep – Spotify
過不足なしの良曲
Crown The Empireに関しては一応メタルコアに分類されることが多いようだが、この「Black Sheep」に関してはスクリーモ、ポストハードコア寄りであると感じた。スクリームのA, Bメロ、クリーンなサビという、ある意味オーソドックスな構成で、目新しさといった意味では特に無いと思う。しかし同時に基本を抑えた構成でもあり、こういったジャンルが好きな人には間違いなく刺さる曲だと思う。
イントロから疾走感のあるリフで始まるが、後半ではシンセ(?)の切なげなメロディーや、ピアノで落ち着いた展開になるなど、イントロと最後で印象の全く違う楽曲になっているのも特徴的だ。
管理人もそうなのだが、いわゆる臭メロとか泣きメロがメタラーは大好物なのだ。イントロの疾走感のまま最後まで行ってもそれはそれで良いと思うのだが、冒頭の疾走感と切ない最後の対比によって楽曲のレベルが一段と上がっていると感じた。
若手バンドにも目を向けていきたい
具体的な数字は避けるが、管理人くらいの歳になるとなかなか新しいバンド、若手バンドに目が行かなくなってしまうのだ。10代、20代の頃に活躍していたバンドを追いかけるのに精一杯で、なかなか手が回らないのだ。しかしそれでは良くないと感じ始め、最近では意識して若手のバンドも色々と探しては聴くようにしている。(Crown The Empireの活動開始時期は2010年らしいので、若手かというと微妙だが…。)
ちょうど今は自分が若い時に聴いてきた曲の影響を受けたバンドが世に出てきている時代なのだ。それこそミクスチャーロックやNu-Metal、メタルコア、スクリーモ…etc。それらの影響を受けた若手バンドが、かつて流行ったそれらのジャンルに新たな要素を加えて自分たちの楽曲を作り上げているという状況である。一般的にはフォロワーと言ったりもするが、やはりそこはチェックしておかなければいけないだろう。いうなればかつて流行ったジャンルに現代風のアレンジが加わっているわけだ。音楽というのは常にそうやって進化してきたと思うし、懐古厨になってはいけない思うのだ。これは自分への自戒も含めてである。